組合長には平成27年10月に就任いたしました。
私は、30歳から林業に携わっており、只今39年が経ちました。
大学卒業後材木問屋に就職しているので、木に関することに従事した期間と考えると50年が経ちます。ほかにも、炭焼き、シイタケ生産、茶農家などさまざまな仕事を経験してきました。
組合長としての仕事は
補助事業を計画的に取り込み、森町の森林を管理すること。森町の中で山の仕事をやる事業体は組合がメインとなり、森町の森林の約9000haを管理しています。各担当者が出した計画に目を通し、最終決定することが私の仕事。また、職員が働きやすい環境を作っていくのも、組合長の役割だと考えます。
材木を生産するということは、当組合の大切な役割だと考えていますが、生産するだけではなく森林を管理することに大きな役割があります。森林の管理は、地球温暖化や環境保全、国土保全、水土保全に繋がるのです。旧三倉村は水源涵養保安林(制限林)に指定される重要な場所(4000ha)。旧天方村には多目的ダム流域面積2000ha。と森町の森林の約2/3が水源にかかわっているのです。森林を整備、管理することは森町の水源を管理することに繋がっており、社会的にも重要かつ責任のある事業なんです。
今は材価が低迷しています。今が悪くても、切るまでに木の価値を上げる森林管理をしていきたいと思っています。
森町森林組合 代表理事 組合長 甚沢万之助
森林整備事業では山林を手入れしたり間伐を行ったりします。整備により、治水にも繋がる大切な事業です。
育てる時代から活用する時代へと移り変わる林業。無駄のない作業システムを構築し、丸太を生産していきます。
伐採のプロ集団だから出来る事。支障木伐採、高所伐採等、森林整備の技術を駆使しながら地域の安全を守ります。
不明瞭な山林境界を確定し、森林整備に活用します。豊富な知識、高度な測量技術を活かし調査をおこないます。